AIに答えを聞ける時代だからこそ、子どもに育てたい思考力

AIに答えを聞ける時代だからこそ、子どもに育てたい思考力

AIに質問すれば答えが返ってくる時代に、子どもには何を育てればよいのかと考えることがあります。

答えにたどり着く速さは前より大切ではなくなってきています。その代わり、何を知りたいのか、自分はどう考えるのかがますます大事になっています。

考える力が育つ子は、答えを受け取るだけで終わらず、自分で問い直しながら学びを深めていきます。

この記事を監修した人
みらい人材ゼミナール塾長 大依
大依広宣
みらい人材ゼミナール塾長

AppleとGoogleの認定教育者。デジタル庁のデジタル推進委員。名古屋大学で教育方法学研究に取り組んだ探究学習の専門家。子どもが自分で問いを持ち、考えたことを言葉にできる学びを大切にしています。

この記事でわかること

この記事では、次のことをお伝えします。

  • 考える力が育つ場面とは何か
  • 答えを急がない時間の意味
  • 家庭でできる関わり方
  • その力は学校の学びにもつながる
  • みらゼミが大切にしていること
みらい人材ゼミナール塾長 大依
大依塾長

答えを知ることが前より簡単になった今、子どもに残したいのは答えそのものではありません。何を知りたいのかを自分の言葉で言える力が、その先の学びを支えます。

考える力が育つ場面とは何か

AIに質問すれば答えが返ってくる時代に、子どもには何を育てればよいのかと考えることがあります。前より便利になったぶん、何を身につければよいのか迷いやすい時代でもあります。

今の子どもたちを見ていると、こんな変化を感じることがあります。

  • 知りたいことはすぐ調べられる
  • 答えは見つかっても、自分の考えを言葉にするのは難しい

だからこそ、知る力と同じくらい、問いを持つ力が大切になります。

思考力というと難しく聞こえることがありますが、低学年のうちは、正解を当てることより、自分の中に問いを持ち続けられることに意味があります。「何が気になるのか」「自分はどう考えるのか」を持てることが土台になります。

答えにたどり着く速さは前より大切ではなくなってきています。その代わり、何を知りたいのか、自分はどう考えるのかがますます大事になっています。すぐに答えが見つかる時代ほど、答えを受け取ったあとにどう考えるかが問われます。

AIに聞けば情報は出てきますが、その答えをどう受け取るか、何を選ぶか、どこに違和感を持つかは人の側に残ります。だからこそ、子どものうちから問いを持ち、自分の言葉で考える経験が大切になります。

便利な道具が増えるほど、考えなくてよい時代になるわけではありません。むしろ、何を知りたいのかをはっきりさせたり、返ってきた答えをそのまま信じてよいのか考えたりする場面は増えていきます。そこに、これからの思考力の大切さがあります。

答えを急がない時間の意味

答えがすぐに出ない時間は、不安に見えることもあります。大人からすると、早く答えへ連れていったほうがよいように見える場面もあります。

けれど、その時間があるからこそ、子どもは比べたり、考え直したりしながら学びを深めていきます。答えの前にある迷いや違和感を飛ばさずに持てることが、思考力につながります。

何でも早く分かる時代だからこそ、考えを止めずに持ち続ける力はますます大切になります。情報を受け取るだけで終わらず、「自分はどう思うか」と問い直せることに価値があります。

考える力は特別な子だけのものではありません。日々の会話や学びの中で育っていくものです。家庭の中にも、その入口はたくさんあります。

知ることが簡単になった今は、何を問いとして持つかで学びの深まりが変わってきます。

答えに向かいやすい場面

  • 分かったらそれで終わる
  • 検索して見つけたことをそのまま受け取る

問いが育ちやすい場面

  • なぜそうなるのかを言葉にしてみる
  • ほかにどんな見方があるか考えてみる

家庭でできる関わり方

「あなたはどう思う?」「その答えをどう感じた?」と返すと、子どもは受け取った情報を自分の考えにつなげやすくなります。答えを覚えるだけではなく、自分の感じ方を持つことに意味があります。

「どうしてそう思ったの?」「ほかにも考えられそう?」と返してみると、子どもは答えの外側へ考えを広げやすくなります。すぐに正解を決めずにいられると、考えは前より深くなります。

家庭で全部を教える必要はありません。問いを残す会話があるだけでも、学び方は少しずつ変わっていきます。ニュースを見たときに「どう思う?」と聞く、AIで調べた答えを見て「本当にそうかな?」と考えてみる。そんな場面にも十分意味があります。

AIが使えるからこそ、「どう聞くか」「どう受け取るか」「どう確かめるか」を一緒に考えることが、家庭の会話の中でも大切になっていきます。

親が詳しい説明をする必要はありません。「その答えを聞いてどう思った?」「ほかの見方もありそうかな」と一言返すだけでも、子どもは答えの外側を見ようとし始めます。その時間が、情報を自分の学びへ変える力につながっていきます。

その力は学校の学びにもつながる

考える力が育つ子は、答えを受け取るだけで終わらず、自分で問い直しながら学びを深めていきます。情報をそのまま受け取るだけではなく、「自分ならどう考えるか」を持てるからです。

問いを持ち、自分の考えを言葉にする力は、国語や算数を含めた学校の学びにもつながっていきます。ただ正解を早く出すことだけを目指すのではなく、考えながら進む姿勢が育つと、学びは受け身で終わりにくくなります。

AIのある時代に必要なのは、機械より早く答えることではありません。答えを受け取ったあとに、自分の問いを重ねられることです。その力は、これからの学びを長く支えていきます。

問いを持てる子は、教わる前から学びに入っていけます。考える力は、特別な時間だけで使うものではなく、毎日の勉強の中でも生きてくる力です。

みらい人材ゼミナール塾長 大依
大依塾長

問いを持つ力は、家庭の会話だけで育つものではありません。みらゼミでは、子どもが自分の言葉で考えを深める時間を授業の中でも大切にしています。

みらゼミが大切にしていること

みらい人材ゼミナールでは、子どもが自分で問いを持ち、考え、伝える学びを大切にしています。

探究学習の中で、自分の問いをもとに調べ、考え、言葉にする時間を重ねることが、これからの時代の学びにつながると考えているからです。答えを集めることより、問いを持ち続けられることに価値があると見ています。

家庭の会話と教室での学びがつながると、子どもの思考はよりしっかり育っていきます。毎日の中で問いを持つ感覚がある子は、教室でも前より自分の考えを出しやすくなります。

みらゼミでは、子どもが自分で問いを持ち、考えたことを言葉にしていける授業を大切にしています。

ご家庭での関わり方とあわせて、子どもの学び方を育てる場を探している方は、ぜひ授業の雰囲気をご覧ください。

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