子どもは4万回質問する!? 親が大切にしたい子どもの質問への関わり方

子どもの質問が多いのはなぜ? 親が大切にしたい関わり方

お子さまと過ごしていると、「なんで空は青いの?」「どうして学校に行くの?」「これは何?」と、次々に聞かれることがあるのではないでしょうか。

子どもは実に2歳から5歳にかけて4万回もの質問を繰り返すとされています。

忙しいときには、つい「あとでね」と流してしまったり、「そういうものだから」と短く答えてしまったりすることもあるかもしれません。けれども、その問いの中には、子どもが世界を知ろうとする大切な気持ちが含まれています。

子どもの「なんで?」にいつも丁寧に付き合うのは難しくても、その好奇心を大切にする空気は、家庭の中で育てていくことができます。

この記事を監修した人
みらい人材ゼミナール塾長 大依
大依広宣
みらい人材ゼミナール塾長

AppleとGoogleの認定教育者。デジタル庁のデジタル推進委員。名古屋大学で教育方法学研究に取り組んだ探究学習の専門家。子どもが自分で問いを持ち、考えたことを言葉にできる学びを大切にしています。

この記事でわかること

この記事では、次のことをお伝えします。

  • 子どもの質問が増えるのは、学びが始まっているしるし
  • すぐに答えを返さない時間にも意味がある
  • 家庭でできる受け止め方
  • 問いを持てる子は、学び方そのものが変わっていく
  • みらゼミが大切にしていること
みらい人材ゼミナール塾長 大依
大依塾長

子どもの「なんで?」が続くと、つい急いで答えたくなることがあります。それでも、少し立ち止まっていっしょに考える時間が、学ぶ楽しさにつながっていきます。

子どもの質問が増えるのは、学びが始まっているしるし

低学年の子どもは、目に入ったものや耳にしたことに素直に反応します。大人にとっては見慣れた風景でも、子どもにとっては新しいことばかりです。だからこそ、「なんで?」「どうして?」という言葉が自然に出てきます。

子どもの質問が続くと、こんな気持ちになることがあります。

  • どこまで答えればよいのか分からなくなる
  • 忙しいときは、つい会話を切り上げたくなる

それでも、そのやり取りの中には学びのきっかけが隠れています。

この質問は、単なるおしゃべりではありません。自分の見たことと、これまで知っていることを結びつけながら、少しずつ世界を理解しようとしている姿です。まだうまく言葉になっていなくても、子どもの中では確かに考える動きが始まっています。

質問が多いと、親としては少し大変に感じることもあります。それでも、そこで起きているのは面倒なやり取りではなく、学びの入り口です。そう考えると、子どもの問いを受け止める時間の意味も変わってきます。

すぐに答えを返さない時間にも意味がある

質問されると、正しい答えを返してあげたくなるものです。もちろん、それが必要な場面もあります。言葉の意味を知らないと困るときや、安全に関わることでは、大人がすぐ伝えたほうがよいこともあります。

ただ、いつも答えだけを早く渡していると、子どもは自分で考える前に会話を終えることに慣れてしまいます。そうすると、疑問を持っても少し立ち止まって考えるより、すぐに答えをもらうほうへ気持ちが向きやすくなります。

そんなときに役立つのが、問いを少しだけ返す関わり方です。「どうしてそう思ったのかな」「あなたはどう思う?」と返してみると、子どもは自分の頭の中を言葉にし始めます。正解を当てることより、自分なりの見方を持つことに意味がある時間です。

問いを長引かせる必要はありません。少し考える間があるだけでも、子どもの中には「自分で考えていいんだ」という感覚が残ります。

同じ場面でも、言葉の選び方が変わると子どもの反応は少しずつ変わっていきます。

つい返しがちな言葉

  • あとでね、と話を閉じてしまう
  • 正解だけを短く伝えて終わる

考えが広がりやすい返し方

  • どうしてそう思ったのかを聞いてみる
  • いっしょに考えてみようと返す

家庭でできる受け止め方

子どもの質問に向き合うとき、毎回長く話し込む必要はありません。短いやり取りでも、問いを大切にすることはできます。

たとえば、すぐ答えを言う代わりに、「どこが気になったの?」「どうして不思議だと思ったのかな」と聞いてみると、子どもは自分の関心を少しずつ言葉にしやすくなります。そこから会話が広がることもあれば、ひとこと話して終わる日もあります。それでも十分です。

分からないことを聞かれたときに、「お母さんも気になるな。一緒に見てみようか」と返すのもよい関わり方です。大人がすべてを知っている必要はありません。分からないことを一緒に確かめる姿勢そのものが、子どもにとっては安心になります。

忙しいときには、すぐに向き合えないこともあります。その場合も、「その話、あとで聞かせてね」と受け止めるだけで、子どもは自分の疑問を大切にしてもらえたと感じやすくなります。問いを無理に広げるより、消さないことのほうが大切な日もあります。

問いを持てる子は、学び方そのものが変わっていく

問いを持てる子は、教えられたことを受け取るだけでなく、自分から知ろうとします。学校の勉強でも、ただ答えを覚えるのではなく、「どうしてそうなるのか」「ほかの考え方はないのか」と考えることにつながっていきます。

学力というと、正しい答えを早く出すことに目が向きがちです。けれども、学びが深まっていく子は、分からないことに出会ったときに立ち止まり、自分なりに考えようとします。その出発点になるのが、日々の小さな問いです。

低学年のうちの何気ないやり取りは、将来の大きな学びと無関係ではありません。「気になったことは聞いていい」「自分の考えを話していい」という感覚がある子は、学ぶことに前向きになりやすくなります。

みらい人材ゼミナール塾長 大依
大依塾長

子どもの問いを受け止める時間は、家庭でも教室でも同じように大切です。みらゼミでは、その問いを学びの広がりにつなげる授業を大切にしています。

みらゼミが大切にしていること

みらい人材ゼミナールでは、子どもが自分で問いを持ち、考え、言葉にしていく学びを大切にしています。

何かを知ることはもちろん大切です。ただ、それだけでは学びは続きません。「知りたい」「もう少し考えたい」という気持ちがあるからこそ、子どもは自分から学びに向かっていきます。

家庭の中で生まれる小さな「なんで?」は、その入り口です。毎日すべてに丁寧に向き合えなくても、問いを大切にする姿勢は、子どもの中に少しずつ残っていきます。

みらゼミでは、子どもが自分で問いを持ち、考えたことを言葉にしていける授業を大切にしています。

ご家庭での関わり方とあわせて、子どもの好奇心や思考力を育てる学びの場を探している方は、ぜひ体験授業をご覧ください。

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